宮崎あおい、19歳の頃の秘蔵写真初公開 新しく挑戦したいこと明かす
【モデルプレス=2024/10/02】女優の宮崎あおい(※「崎」は正式にはたつさき)らが出演するスキンケアブランドの新テレビCM「列車のふたり セラミド」篇(30秒)が、10月5日より全国で放映される。
本TVCMは、宮崎演じる“何かから逃れるように列車に乗り込んだ女性”と、岡田将生演じる“未来から来た男性”の、ふしぎな列車の旅の様子を描く「あしたに、期待せよ。」シリーズの続篇。今回、ふたりの会話に突然入り込んでくる“謎の乗客”として社会学者の古市憲寿が登場。宮崎の過去の写真をきっかけに展開される3人の会話を通じて商品の特長を紹介する。
新TVCMの舞台となる列車のバーラウンジは、スタジオ内に設置した美術セットでありながら細部までリアリティを追求した構造。“乗車”した宮崎は、実物と見紛うばかりの美術デザインに興味津々。前作で使用した食堂車とは異なる雰囲気を楽しむように車内を観察していたそう。書棚から落ちてきた自身の秘蔵写真を手に取った宮崎は「これ覚えています!19歳の時ですね」と若き日を懐かしむように笑顔で撮影本番に臨んだ。
◆宮崎あおい、岡田将生との5作目共演で息ピッタリ
「あしたに、期待せよ。」シリーズ5作目の共演となる宮崎と岡田は、セリフのテンポが速いシーンの撮影でも息がピッタリと合った掛け合いを披露し周囲を圧倒。岡田は成分について語るセリフのイントネーションに苦戦しつつも、発声練習を兼ねたセリフの確認を繰り返してスムーズにOKテイクを獲得した。
宮崎と岡田が出会う“謎の乗客”を演じる古市も「本当に揺れるんですね〜」と乗り心地までリアルな列車に感心。撮影直前は少し緊張を覗かせていたが、本番が始まると感情を込めた皮肉たっぷりなセリフで周囲の笑いを誘った。商品を使用するシーンでは使用方法のレクチャーを受けて、動作を確認するように演技に集中していた。(modelpress編集部)
◆宮崎あおい・岡田将生・古市憲寿インタビュー
― 今作は“謎の乗客”として古市憲寿さんが乗車されましたが、初共演の感想をお聞かせください。
宮崎:お会いできるのを楽しみにしていたんです。
古市「会うのが楽しみ」は、本当はウソですよね?そんなわけないじゃないですか(笑)。
宮崎:ウソじゃないです(笑)!ゲストの方が来てくださると楽しいな〜と思って。
岡田:少し怖い方なのかと思っていたら、挨拶してくださったタイミングもすごい柔らかくて、ボクが思っていたイメージの古市さんと違ったので、ちょっとびっくりしました。
古市:好感度低いんで、挨拶しただけで「イメージが違う」って(笑)。
岡田:そんなこと(笑)…顔がものすごく優しかったんです。
― 古市さんが出演オファーを受けた時の気持ちと、撮影を終えた感想をお聞かせください。
古市:「ボクが紛れ込んでしまっていいのかな?」って、すごく思いました。この列車で旅するシリーズが好きで、CMを見た時にすごくオシャレで素敵だと思ったので、そこにお客として紛れ込んでいいのかなと思って…でも不審者みたいな感じですよね(笑)。雰囲気のある列車で「本当に旅ができたらいいな〜」と思うような撮影はすごく面白かったです。
― CMでは宮﨑さんの古い写真が書棚から落ちてきますが、どのような時に撮影した写真ですか?
宮崎:2005年のカンヌ国際映画祭に行かせていただいた時の写真で、自分的にはとても思い入れのある写真です。この洋服を見ると「母と一緒に買ったな〜」とか、その当時の思い出もいろいろ蘇ってくるので、約20年前かと思うと感慨深いですね。
― 「人はいつからだってスタート台に立てる」というセリフが印象的なCMですが、新たにスタート台に立って挑戦したいと思うことを教えてください。
宮崎:常に姿勢よくいることを新たに心がけていきたいと思っています。楽な方へ楽な方へと流れてしまうので、芯をきちんと持って。姿勢がいいとその人の見た目はすごく変わると思うので、背筋をピンと伸ばして日々生活したいと思います。
岡田:大人数の場所に行くのがものすごく苦手で…人がいっぱいいるとちょっと息が苦しくなって辛くて行かなくなったんです。だけど友達を誘って、人に慣れようと思っています。いろんな場所に行っていろんな人に会いたいと思いました。
古市:ボクは大人数で集まるのが好きなので、岡田さんを誘ってゲーム大会とかやりたいです。
岡田:寡黙にゲームやるだけになっちゃいますけど(苦笑)。少人数スタイルで生きてきたから。
古市:逆にボクは少人数の方が関係を深めるのが難しいと思っていて、大人数でワーっと付き合って「浅い」みたいなことが多いので、誰かとしっかりした関係をつくろうと思います。
― CMでは「人は生きていけば、肌のセラミドは減っていく」と語られていますが、年を重ねるごとに失ったと感じるもの、反対に得たと感じるものを教えてください。
宮崎:過去の写真を見返すと10代は肌にとてもハリがあって…今にはないものだし失われていくものではあると思うけど、生きてきたものがシワになって刻まれていくのは素敵なことだと思っているので、いい年の重ね方をしていきたいと改めて思いました。年を重ねるごとに周りの人への感謝が増える気がするので「ありがとう」の気持ちが年々増していて、とても楽しいです。
岡田:10代、20代の時に先輩に「30代になると役柄が変わって新たなこの仕事の面白さを知る」って言われていたんですけど、その言葉通りいろんな役柄に出会えています。経験を積めば安心して臨めると思っていたら、逆に緊張をするようになってしまって…それもそれで楽しめていて、ずっと続いていけばいいなと。それは30代に入ってから得たものだと思っています。
古市:失われていくのは煌めきみたいな感情とか、初めてのことにビックリするとか…そういうものがどんどん減っている気はします。逆にそれ以外が全部増えているというか、ボクは20代よりも30代のほうが圧倒的に楽しかったんです。仲間も増えていくし、できることも増えていく。年をとるのは子どもの頃は嫌だと思ってたんですけど、意外と悪くないなって最近は思っています。
宮崎:85年生まれ…同級生なんですよね。
古市:そっか、同じ歳でもこんな違っちゃうっていう(笑)。
宮崎:(古市さんは)しっかりされているので。
古市:(宮崎さんは)年齢を超越してますよね。このあいだ大学生と喋っていたら「宮崎あおいさんがすごい素敵」って話がでて、“憧れのお姉さん”だね、と話していて。いい歳の取りかたをして、ワインみたいに熟成できたらいいなって思いますよね。